イメージ写真_ベジフル酢_アスパラガス

元気復活!「アスパラガスのさっぱり浅漬け風」

旬の野菜や果物は、鮮度がよいだけでなく、栄養価も高いと言われています。香りや旨味も豊富で味が濃く感じられるのも特徴的。そこで「ベジフル酢」では、旬の野菜や果物を使った簡単でリピートしたくなるお酢料理を、お酢健マスコット、お酢の「すーちゃん」が紹介します!

第5回目は「アスパラガス」です。

土からムクムクとツクシのように伸びてくる「アスパラガス」。国産のグリーンアスパラガスは、5月から6月にかけてスーパーマーケットでいきいきとした旬の顔を見せます。

切り口がみずみずしく、穂先が締まっていて、ハリのあるものが新鮮。旬の時期は価格も低めで安定しているので、たっぷり使った作り置きメニューがおすすめです。さっと加熱して酢を活用した浅漬けにすると、コリコリ食感とさっぱりすっきりした風味が相まって、箸の止まらないおいしさに!

アスパラガスは、白い「ホワイトアスパラガス」と、緑色の「グリーンアスパラガス」があります。ホワイトは土を寄せて日光をあてずに育てているのに対し、グリーンは燦々と光を浴びて光合成し、鮮やかな緑色になります。それにより栄養成分も豊富に! 特にアスパラギン酸というアミノ酸を多く含みます。「ん?どこかで聞いた名前だな」と思う人は日頃、疲労度の高いお仕事をしているのかも。というのも、アスパラギン酸は栄養ドリンク剤の成分としても有名だから。疲労回復やスタミナアップの働きがあるので、広く活用されているのです。

大さじ一杯(15ml)を目安に毎日継続的にお酢をとることで、肥満気味の方の内臓脂肪を減少させる働きがあることが科学的に証明されています。それに合わせて野菜もまめにとるのが体にやさしい食事。とはいえ、炒め物や煮物が続くと、油や塩分までも多くなってしまいがち。そこでオススメなのがこまめにお酢が摂れて、カロリーも比較的少ない酢漬け。洋風ピクルスにしたり、めんつゆと合わせて和風の酢漬けにしたり、野菜も変化させれば楽しみ方も無限大。作り置きにも便利です。

火を使わず簡単!「アスパラガスのさっぱり浅漬け風」

材料(2人分)

  • グリーンアスパラガス……100g
  • A
  • 酢……大さじ1と1/3(20ml)
  • めんつゆ(3倍濃縮)……小さじ2(10g)

作り方

1. アスパラガスは根元の硬い部分1〜2cmを切り、さらに根元の硬い部分をピーラーでむきます。

すーちゃん

ピーラーでむくと簡単!口当たりもGOOODで酢!

2. 食べやすく3〜4cm幅に切り、耐熱ボウルに入れてラップをかけ、電子レンジ(600W)で1分30秒加熱します。
3. アスパラガスが熱いうちに混ぜ合わせたAをかけて、全体を時々混ぜながら30分ほどおき、粗熱を取ります。

すーちゃん

熱々のうちに漬けると味がしみこみやすいで酢!

  • 栄養価(1人分)
  • エネルギー 18kcal
  • たんぱく質 1.5g
  • 脂質 0.1g
  • 炭水化物 3.2g
  • 食物繊維 0.9g
  • 食塩相当量 0.5g

香りよくコリコリ楽しい! あと一品にも最適

調味液はお酢とめんつゆだけだから、とっても簡単。シンプルな見た目ながら、だしのうまみとすっきりとした酸味が広がり、箸休めにぴったりの味わいです。
ゆでずに電子レンジ加熱するのもポイント。時短になるうえ、ビタミンの損失が少ないので香りよく仕上がります。コリコリっとした食感で歯ざわりよく、ついつい箸が伸びてしまいます。
作り置きできるので、冷蔵庫で保管し、週末など時間があるときに作っておくと便利。お酢とめんつゆの調味液は、いろいろな食材と合う鉄板の組み合わせ。ぜひ季節の野菜で楽しんで!

参考:
「日本食品標準成分表 2015年版(七訂)」文部科学省
『旬の野菜の栄養事典』吉田企世子監修(エクスナレッジ)

文/須永 久美
イラスト/鳥居 志帆
監修/おいしい健康 管理栄養士