イメージ写真_ベジフル酢_いちご酢

華やかな香りでアレンジ多彩「いちご酢」

旬の野菜や果物は、鮮度がよいだけでなく、栄養価も高いと言われています。香りや旨味も豊富で味が濃く感じられるのも特徴的。そこで「ベジフル酢」では、旬の野菜や果物を使った簡単でリピートしたくなるお酢料理を、お酢健マスコット、お酢の「すーちゃん」が紹介します!

第4回目は「いちご」です。

旬の果物をお酢に漬けた「フルーツ酢」は、おいしくカラダにもよいと大人気。赤くて甘酸っぱいいちごなら、見た目も可愛く華やかな香りに! アレンジもいろいろ楽しめます!

冬の野菜と思われがちないちごですが、実は春が旬。青白い実が熟し、真っ赤になったら食べごろです。この赤色は抗酸化作用をもつアントシアニン。ビタミンCも豊富で、お肌が喜ぶ成分が一粒にいっぱい詰まっています! 葉の緑色が鮮やかで、実にハリとツヤがあるものを選びましょう。

お酢の楽しみ方のひとつが「フルーツ酢」
お酢の酸味は主に「酢酸」、いちごの甘酸っぱさは「クエン酸」で、酸の種類は違うけれど相性はぴったり。お酢にいちごを浸して1〜2日寝かせるだけで、自然なフレーバーが行きわたります。

毎日摂りたい「いちご酢」の作り方

材料(2人分)

  • いちご……100g
  • 砂糖……100g
  • 酢(今回はりんご酢を使用)……250ml

作り方

1. いちごは洗って、ペーパータオルでしっかり水をふき、ヘタを切りとります。

すーちゃん

衛生の観点から水分をしっかり拭き取りましょう!

2. 煮沸消毒してよく乾かした保存容器(びん)に、すべての材料を入れて冷蔵庫で保存します。
3. 3~4日して、いちごが白くなったら、清潔なスプーンや箸などでいちごを取り出します。

混ぜるだけ、かけるだけの簡単アレンジ

いちご酢を加えるだけで、いつもの味がおいしく変化します。

①甘酒に混ぜて

甘酒200mlに対し、小さじ2杯を目安に混ぜます。いちご酢が麹の風味を和らげて飲みやすくなり、ほどよい酸味で味も引き締まります。

②ヨーグルトにかけて

プレーンヨーグルトに好みの量をかけます。食べるとふわっといちごの香りが広がり、甘みを感じた後、キリッとした酸味が感じられて後口さっぱり。

すーちゃん

酸っぱい好きさんはいちご酢の量を調整してみてね

ほんのりピンク色で飲みやすい!

水や炭酸、牛乳などで希釈して飲むのが、胃に負担がかからず、続けやすい取り入れ方。水150mlに対し大さじ1〜2杯を目安に、好みの濃さを見つけてください。浸すお酢は好みのものでOKですが、果実の風味と酢の酸味をしっかり味わいたいときは穀物酢を、酸味を少し抑えたいときはりんご酢にするとまろやかに仕上がります。砂糖をはちみつや三温糖などでアレンジしても風味が変わって楽しめます。冷蔵庫で保存し、なるべく早く食べ切りましょう。

すーちゃん

他にもオリーブオイルや塩、こしょうと混ぜてサラダドレッシングにしてもおすすめで酢!

※出来上がったフルーツ酢は冷蔵庫に保管し、早めにお召し上がりください。
※濁りや浮遊物などが生じたらご使用をやめてください。
※金属製のふたの使用は控えてください。

参考:
「日本食品標準成分表 2015年版(七訂)」文部科学省
『旬の野菜の栄養事典』吉田企世子監修(エクスナレッジ)

文/須永 久美
イラスト/鳥居 志帆
監修/おいしい健康 管理栄養士