イメージ写真_アナウンサー_小川彩佳さん

お酢健インタビューvol.11 アナウンサー 小川彩佳さん

お仕事デスクにも「お酢」を常備! バラエティ番組で「尋常でないほどのお酢好き」を公言し、話題を呼んだ「NEWS23」メインキャスター小川彩佳アナウンサー。実は物心ついたころから「酸っぱいもの」が大好きだったという小川さんに、お酢にまつわるエピソードをお伺いしました。



【小川 彩佳(おがわ あやか)】
1985年2月20日生まれ。東京都出身。青山学院大学国際政治経済学部国際政治学科卒業。両親の仕事の都合で6歳から8歳まではアメリカ合衆国ミシガン州で過ごす。大学卒業後にテレビ朝日に入社、アナウンサーとして活躍する。2019年、結婚を機にテレビ朝日を退社。現在はフリーアナウンサーとして活動『NEWS23』(TBSテレビ)のメインキャスターを務める。『NEWS23』(TBS系 月〜木曜よる11時、金曜よる11時30分)

Q1 お酢好きになったきっかけはありましたか?

 物心ついた頃にはもう、お酢が好きだったので、具体的なきっかけは、思い出せないですね(笑)。ただ、幼い頃から「酸っぱいもの」は大好きだったんです。おそらく、入り口は「梅干し」だったかと記憶しています。子ども心にもちょっと衝撃だったので。

その後、お酢も酸っぱいものだと気がついてからは、揚げ物やサラダなど、何にでもお酢をかけるようになっていきました。家族で食事に出かけた際も、「酢」という文字が書いてあるメニューがあれば、迷わずそのお料理を頼む感じでした。

Q2 ご家族のみなさんもお酢好きだったのでしょうか。

私のような人並み外れたお酢好きではないとは思いますが、お料理にお酢をかけるという私の行為を、特に止めるようなことはありませんでした(笑)。

「あれ、子どもにしては珍しいのかな?」と思ったのは、中学時代の夏休みに、ホームステイでアメリカに行ったとき。滞在先のお宅でお肉料理が出たのですが、そこにグレイビーソースがかかっていたんです。「これにお酢をかけたら、絶対にもっとおいしいはず!」と思い立った私は、ホストファミリーの方に「お酢はありますか?」と伺ったのですが、そこでものすごく怪訝な顔をされて(笑)。

初めて「自分は周りが驚くほどのお酢好きなんだ」と思いました。

Q3 思い出やイベントなどで、印象に残っているお酢料理はありますか?

ひなまつりなどでいただく「ちらし寿司」でしょうか。もともと酢飯は大好きですし、この日は堂々とお酢料理をいただける日なので、毎年楽しみにしていました。

酢飯といえば、幼少期にアメリカに住んでいた頃に食べた「カリフォルニアロール」も思い出深いです。今ほどお寿司がポピュラーではない時代だったので、いっそう特別感がありました。

イベントではありませんが、海外に行った際には「その土地のお酢料理」をいただくようにしています。海外のお料理にも、いろいろな形でお酢が登場しますよね。初めて「フィッシュ&チップス」に出会ったときは「こんな風に食べるとおいしいんだ!」とびっくりしました。

スペインには、唐辛子のお酢漬けというのがあって、これもまたとてもおいしいんです! 長くお酢に漬けているからなのか、唐辛子特有の辛味がマイルドになっていて。ピクルスはきゅうりやアーティチョークなどみんなおいしくて、家にも常備しています(笑)。

Q4 お酢が本当にお好きなことが伝わってきます。ご自身で作ったり、家で召し上がるのも、お酢料理が多いのでしょうか?

そうですね、お料理をする際には、必ずと言っていいほど一品は作ると思います。よだれ鶏に黒酢をかけるお料理なども、お酢をやや多めにして作ったり、台湾料理のチーローハン(鶏肉飯)も、黒酢は多め。お肉と野菜をさっと炒めるだけ、みたいな簡単なお料理にも、お酢を入れてしまいますね。

他には、コンソメスープに入れたり、『お酢健WEB』のインタビューで松島幸太朗選手もおっしゃっていましたが、カレーにも入れます。カレーにお酢って、本当にすごく合うんですよ! 特に「カレー麺」や「カレースープ」にお酢を入れると、急にエスニック風味が増して、一層おいしいんです。お酢が苦手な人はまず、隠し味のような感じで使うと良いかもしれません。カレーにもぜひ使って欲しいですが、他に、納豆に少し入れると、粘り気が抑えられ、味がマイルドになって食べやすくなりますよ!

Q5 お酢を取り入れていて、よかったと思うことはありますか?

お酢は健康に良いと言われますが、私は昔から新陳代謝がとてもよく、健康面で悩んだことがほとんどないんです。お酢をかけると、お肉も野菜もさっぱりとして食べやすく、量を食べられるところも良いのかもしれません。

お料理にお酢を多めにかけると、じわっと汗が出てくることがありますよね。今まで意識したことはなかったのですが、そういえば私は食事で「気分転換したい」ときや「気合を入れたい」、「元気を出したい」という日は、いつもより多めにお酢を摂っているような気がします。体調や気分を整えるのにも役立っていたり、知らず知らずのうちに、私もお酢の恩恵を受けているのかもしれませんね。

体が健康になるということは、美容面にも良いということ。私は、ヨーグルトにお酢と蜂蜜を入れていただくのも好きなのですが、これは美容にも良さそうですね。美容目的だと「飲むお酢」なども良いと聞きますが、私はヨーグルトに入れていただく方が好みです。

Q6 今回『お酢健WEB』で、お酢に関するインタビューを受けてみていかがでしたか?

お酢のことをこんなにじっくり考えたことはなかったので、おもしろかったです。

テレビでお酢好きを公言してから、いろいろな方にいろいろなお酢をおすすめいただくようになりました。私が好きなのはいわゆる「穀物酢」なのですが、世の中にはおしゃれなお酢がずいぶんたくさんあるのだな、と日々勉強になっています。今回、取材のお声がけをいただき、「お酢健WEB」のサイトも拝見しましたが、世の中には私のようにお酢が好きな方がたくさんいることがわかって嬉しくなりました(笑)。

もっとお酢好き仲間が増えたらいいと思いますし、これからの私の「お酢ライフ」も充実させていきたいと思います。

※取材日/2020年3月4日
撮影/小林 淳
文/小川 聖子