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アイスに「お酢」をかける おいしさの新発見!

お酢をもっと身近に感じ手軽に摂るために、どんな工夫ができるのか...「お酢でおいしさと健康を考える会(通称、おすけん)」では、視点を変えてお酢をデザートで摂ることはできないか、考えました。

おいしい?手軽? お酢健が試してみました

みなさんは「お酢」を毎日摂っていますか?

「食欲の落ちる季節に、お酢をどうやって摂ればいいかわからない」
「暑いと料理をする気がわかないので、お酢は一番ラクな方法で取り入れたい」
「酸っぱい味は苦手だけど、お酢を口にできたらいいな」
…etc

お酢のよさを知ってはいても夏は料理をする気力も食欲も落ちるので、お酢の摂取まではなかなか気がまわらないもの。お酢料理のマンネリに悩む方もいらっしゃいます。

おすけんでは、デザートとお酢という意外な組み合わせ試してみました…果たしておいしいの?手軽なの?

ひんやり甘い「アイスクリーム」に、お酢をかけてみました。

バニラアイス+リンゴ酢でトライ!

1. バニラアイスをお好みの量、器にとります。食べる分だけ器に移します。

2. リンゴ酢を入れました。

「リンゴ果汁の風味はバニラにも合うのかも?」という期待で、リンゴ酢を使いました。

リンゴ酢はリンゴ果汁を主原料にしたお酢で、ドレッシングやマリネなどにもよく合います。 ティースプーン2杯ほど入れてみました 。

3. よく混ぜ合わせていただきます。

「すっぱい!」とならないように、バニラアイスとお酢をバランスよく混ぜるのがポイントです。かけたお酢はアイスといっしょに残さず食べることができます。

東京慈恵会医科大学 赤石定典先生のイチオシはバルサミコ酢がけ

東京慈恵会医科大学附属病院 栄養部の赤石定典先生もデザートにお酢をからめた提案をされています。そのなかのひとつ、赤石先生のおすすめは、バニラアイスにバルサミコ酢をかける食べ方です。赤石先生、濱 裕宣先生に詳しく伺いました。

赤石先生

「乳製品にお酢の組み合わせはよく合います。お酢はこってりとした味との相性がよいんです。チーズケーキにも合うんですよ」

濱先生

「お酢の食べ方というと『漬ける』など調理に活用することが一般的ですが、夏は『かける』『飲む』という方法が取り入れやすく手軽です。おやつやデザートとして食べるバニラアイスが、お酢をかけることで健康を意識したデザートに変わるので嬉しいですね」

赤石先生のバルサミコ酢をかける食べ方は、テレビ番組でも取り上げられました。

アイスクリームは口当たりがよく食が進まない季節にもうれしい

アイスクリームは乳・乳製品などが原料で、たんぱく質やカルシウムなどの栄養素も含まれています(※)。冷たくて口当たりがよいアイスクリームは、夏の暑さなどで食が進まないときの補助的な栄養補給の役割も。子どもや高齢の方にとっても食べやすいのでおすすめです。

ただ、体を冷やしたり、栄養価の偏りも招いたりするので、食べ過ぎには気をつけて。楽しみながらおいしくいただきましょう。

この夏、アイスクリームを食べるとき、家にあるお酢をかけてみませんか。
かけるだけなのでとても手軽ですし、酸味が苦手という方もバニラの甘さで食べやすくなります。ぜひ一度、お試しを!

参考:
「日本食品成分表2015年版(七訂)」文部科学省 アイスクリーム(普通脂肪)の栄養価より

撮影/梁瀬 岳志(お酢アイス)
取材・文/おいしい健康 編集部