

手作り「フレンチマスタード」をつくってみませんか
フレンチマスタードは本場フランスでは肉料理や煮込み料理に添えたり、ドレッシングやソースになったり、肉や魚の下ごしらえに使ったりと、様々な料理に登場します。今回はその「フレンチマスタード」を、手に入りやすい「米酢」で、手軽に作る方法をご紹介いたします。
「フレンチマスタード」とは
「フレンチマスタード」はフランスでよく使われるペースト状のマスタード。マスタードシードという粒状のマスタードをすり潰し、白ワインビネガーでのばしたもので、控えめな辛さとすっきりした酸味が特徴です。ツーンとした辛味があまり得意ではないという人も、お酢の酸味と砂糖の甘さで辛味が和らぎ、使っていただきやすい調味料です。
「フレンチマスタード」の作り方

材料(作りやすい分量)
- 粉からし……大さじ1
- 砂糖……大さじ1
- 米酢(白ワインビネガーやりんご酢でも可)……大さじ1(15g)
作り方
全ての材料を容器に入れ、よくかき混ぜれば完成です。

酸っぱい味が好みの人は、少しずつお酢を足して、好みで加減してください。作った直後は辛味が強めですが、冷蔵庫で1〜2日置くととがった辛さが和らぎます。
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いつもの料理にぴったり「フレンチマスタード」

完成した「フレンチマスタード」。手作りならではの味わいを楽しむなら、まずはシンプルなソーセージやステーキなどにつけて、食べてみましょう。「フレンチマスタード」の辛味と酸味が肉の油っぽさをリセットしつつ、肉の旨みを引立ててくれます。

さらに、「フレンチマスタード」とマヨネーズを1:1の割合で混ぜ合わせれば野菜のおいしさを引立ててくれるソースに早変わり。クリーミーさとコクが加わり、野菜の美味しさも際立ち、食が進みます。
マスタードのツーンとした独特の香りと辛味はイソチオシアネートと呼ばれる成分です。殺菌力が特徴で、食べ物の腐敗などを防ぐため、マスタードは様々な料理に添えられてきました。また、抗酸化作用があり、体の中の酸化や炎症を抑え、最近では動脈硬化の予防効果もあるという研究も進んでいます。
「フレンチマスタード」の味の特徴でもある辛味と酸味は、塩味を引き立てる働きがあるので、食事の塩分を控えたい人にも使っていただきたいおすすめの調味料です。
お酢と身近な材料で簡単に作ることができて、普段の料理のアクセントにもなる、手作りの「フレンチマスタード」。ぜひ、お試しください。
撮影・文/おいしい健康 編集部
監修/おいしい健康 管理栄養士
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