季節の果物で「フルーツ酢」を仕込んでみよう

気軽にお酢が摂れて、さらにフルーツのきれいな色や香りが楽しめる「フルーツ酢」を季節のフルーツでつくってみませんか?
フルーツを漬けることで、酢にフルーツの甘みや香りが加わり、さらに酸味がやわらかくなって飲みやすくなります。

フルーツ酢って太りやすい?

<フルーツは甘いから太りやすいのでは?と心配される人もいますが、食べ過ぎなければ、大丈夫。
厚生労働省と農林水産省が作成している、健康のために何をどのくらい食べたらいいかの指標『食事バランスガイド』では、1日に野菜350g以上、フルーツについては200gとそれぞれについての目安量が書かれています。野菜は意識して食べても、フルーツまでは気がまわらない、という人もいらっしゃいますよね。統計によると、特に40代までの世代では1日に平均約60g程度という調査結果があり、目標にしたい量の1/3を下回っている事がわかります。

フルーツは、ビタミンやミネラル、食物繊維といった栄養素が摂れます。また、抗酸化作用をもつフィトケミカルと呼ばれる成分は、フルーツの色素や香りなどに含まれていてサプリメントなどでは補いにくいもの。
フルーツ酢は作り方が簡単で美味しく、フルーツをとるきっかけ作りにもなります。
今回は秋から初冬が旬の「柿」で作るフルーツ酢をご紹介します。

材料(作りやすい分量)

  • 柿……1個
  • りんご酢……(今回は250ml程度)

作り方

1. 柿は6〜8等分し、皮をむきます。

2. 煮沸消毒した保存用のビンに柿を入れ、柿が浸るまでりんご酢を注いで蓋をし、冷蔵庫で保存します。

3. 2〜3日経つと、柿がやわらかくなります。やわらかくなった柿を清潔なフォークなどでつぶして、完成です。

おすすめの楽しみ方

まずは、ホットドリンクで。
カップにフルーツ酢大さじ2と、はちみつ小さじ1〜2を入れて、熱湯120mlを注ぎます。すっぱい味が好みならはちみつの量を調整してください。

ふわっと柿の香りが立ち上り、体だけでなく心もあたたかくなるような、きれいな橙色(だいだいいろ)のドリンクです。
この橙色はβ(ベータ)クリプトキサンチンと呼ばれる色素が含まれていて、強い抗酸化作用をもちます。

また、ボウルにフルーツ酢、はちみつ、塩、オリーブオイル、こしょうを入れて、よく混ぜれば、手作りのドレッシングに。

このドレッシングにおすすめの野菜は春菊です。春菊の独特の香りとクセにマッチします。また、春菊に含まれるビタミンEは柿に含まれているビタミンCを補うことで、抗酸化力がアップします。

新たなおいしさや料理の魅力のきっかけ作りに「フルーツ酢」をお試しください。

※出来上がったフルーツ酢は冷蔵庫に保管し、一年以内をめどに早めにお召し上がりください。
※外観で濁りや浮遊物などが生じたらご使用をやめてください。
※金属製のふたの使用は避けてください。

【参考】
厚生労働省 農林水産省「栄養バランスガイド」
厚生労働省「平成29年国民健康・栄養調査報告」
厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2015年版)」
文部科学省「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」

撮影・文/おいしい健康 編集部
監修/おいしい健康 管理栄養士