酢が、セロリとさくらえびの繋ぎ役に
繊維たっぷりのシャキシャキ食感が心地いいセロリ。生で食べるのももちろんおいしいのですが、葉がいきいきとしていて茎がみずみずしい冬のセロリは、丸ごと使った炒め物もおすすめです。そんなセロリを使って今回は、セロリと相性のよい魚介の中から「さくらえび」を使った、短時間でできるおかずをご紹介します。
彩りもきれいな「セロリとさくらえびの酢炒め」
材料(2人分)
- セロリ……90g
- さくらえび……6g
- しょうが(せん切り)……6g
- ごま油……小さじ1(4g)
- 酢……小さじ1(5g)
- 塩……0.4g
- 粗びき黒こしょう……少々
作り方
1. セロリは葉ごと、ななめ薄切りにします。
2. フライパンにごま油、しょうが、さくらえびを入れて、中火で炒めます。
3. 香りがたったら、1と塩、こしょうを加えます。全体がしんなりしたら、火を止めて酢を加え、さっと混ぜ合わせて完成です。
すーちゃん
酢は最後に入れるのが、おいしいコツで酢! 酢が、さくらえびに含まれる塩分や調味料の塩気を引き立ててくれるので、塩分控えめでも酢の力で食べごたえはしっかりなんで酢!
- 栄養価(1人分)
- エネルギー 36kcal
- たんぱく質 2.2g
- 脂質 2.2g
- 炭水化物 1.9g
- 食物繊維 0.7g
- 食塩相当量 0.3g
水分が出ないので、お弁当のおかずにも!
塩、こしょうだけだと単調な味になりがち……そんな悩みを解決するのが、お酢です。さくらえびのうまみが引き出され、セロリに浸透。お酢がおいしい繋ぎ役になり、味がまとまります。不思議なことに、塩分控えめでも食べごたえはしっかり!
彩りよく水気も少ないので、お弁当のおかずにも便利。また、塩ラーメンのトッピングにも合うし、こってりお肉よりヘルシーなうえ、さっぱりとします。さくらえびがないときは、塩こぶやちりめんじゃこでも、ナムプラーで味つけ(その場合は塩は入れずに)してもよいでしょう。
おいしく手軽にでき、お腹も喜ぶ一品です。ぜひ、お試しください。
参考:
「日本食品標準成分表 2015年版(七訂)」文部科学省
『旬の野菜の栄養事典』吉田企世子監修(エクスナレッジ)
文/須永 久美
イラスト/鳥居 志帆
監修/おいしい健康 管理栄養士
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