イメージ写真_ベジフル酢_酢キャベツ

後味サッパリ&体スッキリの頼れる常備菜「酢キャベツ」

旬の野菜や果物は、鮮度がよいだけでなく、栄養価も高いと言われています。香りや旨味も豊富で味が濃く感じられるのも特徴的。そこで「ベジフル酢」では、旬の野菜や果物を使った簡単でリピートしたくなるお酢料理を、お酢健マスコット、お酢の「すーちゃん」が紹介します! 記念すべき第一回は「キャベツ」を使った超簡単副菜です。酢を組み合わせるだけで、いつもの素材がよりおいしく、体が喜ぶ一品に!

キャベツと酢は、昔から切っても切れない仲!?

冬の葉は肉厚でみっちり、春はふんわりやわらか、これからはキャベツのおいしいシーズンが続きます。価格も安定していて家庭の定番野菜でもあるキャベツは、ロールキャベツのように煮込み料理に使ったり、焼きそばや野菜炒めのような炒め物に使ったり。ときには漬物として箸休めにもなったりと、いろんなシーンで活躍してくれるまさに万能野菜とも言えますよね。

キャベツが胃腸にいいといわれているのは、ビタミンUを含むから。あの胃薬の名前の由来にもなっています。ビタミンUをとるなら生食がベスト。そこでおすすめしたいのが、人気の「酢キャベツ」です。材料は3つだけ、火も使わないラクラク副菜。

さらに、酢には食後の血糖値上昇を緩やかにしてくれる働きもあり、肥満気味の方の内臓脂肪を減少させる働きも期待できます。お正月のご馳走で胃腸が疲れ気味の人や、食べ過ぎで体が重いなと感じている人も必見ですよ!

切って、もんで、冷蔵庫へ。「酢キャベツ」

材料(2人分)

  • キャベツ……160g
  • 酢……40ml
  • 塩……小さじ1/6弱(0.8g)

作り方

1. キャベツはせん切りにします。
2. 1.を保存用ポリ袋に入れ、塩をもみ込み、20〜30分経ってしんなりしたら軽く水けを絞ります。

すーちゃん

ここでしっかり塩もみすると味がしみこみやすくなるよ!

3. 酢を加えて空気を抜き、冷蔵庫で1〜2時間おいて完成です。

すーちゃん

空気をしっかり抜いて、酢が全体に行き渡るようにするのがおいしく仕上げるポイントで酢!

アレンジいろいろ。たっぷり作って常備菜に!

塩もみをするとしんなりして食べやすくなるので、キャベツのせん切りはそれほど細くなくて大丈夫。水気が出たら軽く絞って余分な塩気は落としましょう。シャキシャキ感を残しつつ、味はすっきりさっぱり。次のひと口をおいしくしてくれます。カレーや肉料理の付け合わせ、チキンやツナと合わせてサンドイッチの具にもおすすめ。

塩とお酢だけのシンプルな味なので、トッピングに七味唐辛子、粗びき黒こしょう、粉山椒、カレー粉、クミン、オリーブオイルなどをかけると、それぞれ違った風味になり楽しみ方が広がります。冷蔵庫で2〜3日保存OK。多めに作っておけば、おかずにおつまみに活躍します。ぜひ、今日から作ってみて!

参考:
文部科学省「日本食品標準成分表 2015年版(七訂)」
『旬の野菜の栄養事典』吉田企世子監修(エクスナレッジ)

文/須永 久美
イラスト/鳥居 志帆
監修/おいしい健康 管理栄養士